CVジョイントOH&ドライブシャフトブーツ交換
2008年3月  東京からやってきたN氏のカレラ。
下から覗いてみると、、、、色々と発見!
まず急務と思われる不具合は「ドライブシャフトブーツの破れ」
CVジョイントが逝ってしまう前にブーツ交換をします。
ご覧のようになぜか右側だけIN/OUTとも破けてます。
クリックすると拡大します
ミッション側のフランジを外します。
この年式のドライブシャフトは外側が非分解部品になってるので
ハブに固定している22mmの巨大ナットを外して内側に引き抜きます。
こんな大きな工具は無いので会社から拝借してきました。
内側へ引き抜こうとすると、リヤショックに当たりうまくいきません。
そこで、ショックの下側だけ一時外します。
当然ですが、ショックのボルトを緩めると突然ガイディングアームが凄い勢いで落ちてきて
“ビックリ”したので左側はジャッキを使って慎重に・・・。
この状態だと簡単に引き抜くことができます。
上が右用 下が左用
それでは早速バラしていきます。
まず内側のCVジョイントの金属カップを外すと、シャフトにジョイントを固定しているスナップリングがあります。
それを外す事でこのようにCVジョイントが外れます。
もともとグレーだったモリブデングリースは真っ黒に変色し、トロトロと柔らかくなってるので
同時にCVジョイントのOHも必要な状態でした。
ちなみにこちらが交換するNEWブーツ
CVジョイントを分解して、、、、、灯油で洗って、、、、、エアーブローしたとこです。
新しいグリースとブーツで組んでいきます。
6個のボールを入れるのにちょっとしたコツが必要で、まるで知恵の輪です。
ブーツバンドは再使用しました。
2本4箇所グリース交換及び新品ブーツでリフレッシュ出来ました。
リヤショックを外したついでに、ゴツゴツ音がするってことで点検します。

ガイディングアームからショックの下側の取り付けボルトを外してる状態で
上下のガタを確認すると、10mm位あります。

車両側(上方)の緩み?もしくは締め付け不良?
どちらも考えにくいので一度ショック単体にしてみました。
ショック上側の構成です。 このまま仮組みしてみるとブッシュの間にやはり約10mmの間隙ができました。
原因はシャフトに挿入されてるカラーの長さに問題があるようです。
容赦なくカットです。
before
After
シャフトに入るカラーをカットしたことでガタが出ないようになるまでナットを締め付けることが出来ます。
リフレッシュしたドライブシャフトをハブに差込みます。
ハブナット(22mm)を締め付けます。
ガイディングアームをジャッキで持ち上げショックを留めます。
ミッション側のフランジに固定します。
完成!
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